2014-11-06 17:00:18

「結婚裁判プロセスをより迅速・簡略に」教皇、控訴院のセミナー参加者に


教皇フランシスコは、5日、控訴院のセミナー参加者とお会いになった。

控訴院は、内赦院や署名院最高裁判所と共に、教皇庁に属する、教会法上の件を扱う司法機関の一つで、教区や管区の裁判所の判決を不服とした場合の控訴、または直接の提訴を取扱い、特に結婚の有効・無効を問う訴訟で知られる。

この日、バチカンのパウロ6世ホールには、控訴院メンバーおよびセミナーに参加した世界各国の教区の教会裁判所関係者が集った。

教皇は参加者らへの挨拶で、先月開催された家庭をテーマとしたシノドスに言及しつつ、結婚裁判の判決を長い間待つ人々や、遠距離から裁判に通う人々の心身・経済的負担、また裁判そのものを諦めてしまう信者たちの存在を指摘。裁判プロセスの簡略化と迅速化を希望された。

また、教皇は、シノドスでも裁判の無償性について意見が出されたことを報告。わたしたちがイエス・キリストによって無償で裁かれるように、こうした裁判も母なる教会が寛大に無償で判決を与える行為であるからには、霊的関心に経済的関心を交えることがないようにと願われた。








All the contents on this site are copyrighted ©.