2014-10-27 18:49:01

切り離せない「神への愛」と「隣人への愛」、教皇、日曜の集いで


教皇フランシスコは、バチカンで26日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

集いの説教で教皇は、この日のミサ中の福音朗読箇所(マタイ22,34-40)を取り上げられた。

この箇所では、法律の専門家がイエスに、律法の中でどの掟が最も重要かと尋ねる。イエスは「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい」と申命記を引用しながら答え、これをを第一の最も重要な掟として示された。しかし、イエスはこれに留まらず、レビ記を引きながら、「隣人を自分のように愛しなさい」を同様に重要なものとして加えられた。

イエスの新しさは、「神への愛」と「隣人への愛」という2つの掟を、互いに不可欠で補い合うものとして、硬貨の両面のように合わせて提示されたことにあると、教皇は述べられた。

実際、キリスト者が目に見えるしるしとして世に表すことができるのは、「神の愛とは隣人への愛」であるということ、と教皇は強調。イエスはこのことを掟のリストの「頂点」としてではなく、すべての「中心」として示されたと指摘された。

イエスの言葉に照らすならば、愛は信仰の物差し、信仰は愛の中心であり、信仰生活を兄弟たちへの愛と奉仕の生活と切り離すことはできないと述べた教皇は、「信仰とはいかに愛するか」ということと説かれた。

また、すべての兄弟たち、特に小さく弱く貧しい兄弟たちの顔に神の顔が映し出されていると教皇は話され、これらの兄弟に出会う時、わたしたちは彼らの中に神の御顔を認めることができるだろうかと問われた。

イエスはこうして生き方の基本となる規範を一人ひとりに与えると共に、聖霊をわたしたちに送ることで、イエスのように神と隣人を自由と寛大さをもって愛することができるようにしてくださったと説かれた。










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