2014-09-02 15:35:50

平和のためのサッカー親善試合、教皇、参加選手たちに挨拶


教皇フランシスコは、1日、ローマで開催された平和のためのサッカー親善試合に参加した選手たちに挨拶をおくられた。

スタジオ・オリンピコで同日夜行われたこの試合は、宗教の違いを超えた平和のためのサッカー試合として、教皇が望まれたもので、アルゼンチンの選手らを通して呼びかけが行なわれ、ディエゴ・マラドーナ氏やロベルト・バッジョ氏など往年の名選手や、世界の現役選手、監督らがこれに応えて実現した。

試合前、バチカンのパウロ6世ホールで行われた参加選手たちとの集いで、教皇はスポーツを通して兄弟愛と友情を証しすることの大切さを強調された。

教皇は、サッカーをはじめ、スポーツはフェアな態度、分かち合い、受け入れ、対話、信頼など、民族・言語・文化・宗教を超えた普遍価値を考える機会を与えてくれると述べ、この試合が出会いの文化と世界平和の構築は可能であることを伝えるシンボルとなるよう願われた。

スポーツの中でも、サッカーはよく知られた競技として社会・文化に与える影響が大きく、特に若者たちの関心も高いと教皇は指摘。選手たちが試合の中でも外でも、よい模範を示すことが大切と話された。

そして、試合の中で生きる喜びや友情の絆、開かれた心を示すと共に、日常生活でも信仰や人間性、他者への思いやりを通して、愛と連帯、平和に基づく社会構築のための、市民の平和的共存の理想を証して欲しいと選手らに希望された。








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