2014-08-29 18:58:26

聖なる唯一の教会をテーマに、教皇一般謁見



教皇フランシスコは、バチカンで27日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中、教皇は「教会」をテーマにしたカテケーシスとして、この日は「唯一、聖なる教会」について考察された。

カトリック信者は、使徒信条の中で『「聖なる」「唯一」の教会を信じます』と唱える。教皇は、教会は一致と完全な交わりの神秘である三位一体の神を源とすることから「唯一」であり、教会はイエス・キリストに基礎を置き、聖霊の息吹を受け、神の愛と救いに満ちたものであるゆえに「聖」であると述べられた。

また、教会は同時に自分たちの弱さと惨めさを味わっている罪びとによって構成されているために、信仰の力によって回心し、一致と聖性を日々生きるよう招かれている存在であり、もし、わたしたちが一致せず、聖なる者でないとしたら、それはイエスに忠実でないことになると説かれた。

イエスが最後の晩餐で「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります」(ヨハネ 17,21)と弟子たちの一致のために祈ったことを教皇は観想。イエスが御父にこう祈ったのは、わたしたちもまた神との完全な交わりに入れるようにと望まれたからであると話された。

教会はその誕生の当初から、イエスの望みである一致を目指しており、それは使徒言行録に「信じた人の群れは心も思いも一つにし」 (4,32)と記されているとおりであると教皇は指摘。

しかし、実際には一致を妨げる多くの罪があり、それは教会分裂に始まり、わたしたちの共同体、小教区の中までにも罪が見られると述べた教皇は、分かち合いと交わりの場であるはずの小教区に、妬みや反感がある状況を、悲しいこととして示された。

キリスト教共同体にとって分裂は最も重大な罪の一つであると教皇は話し、皆が良心の究明をするよう勧められた。








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