2014-08-13 16:49:31

教皇、国連事務局長に、イラク情勢を案じる書簡


教皇フランシスコは、イラク情勢を強く憂慮する書簡を、国連の潘基文事務総長におくられた。

この書簡で、「イラク北部における最近の悲劇的展開を重い苦悩に満ちて注視している」と述べた教皇は、キリスト教徒や他の少数派宗教に属する人々が家を追われ、信仰の場と宗教遺産を破壊されている現状を案じられた。

平和と協調、自由のもとに祖先から伝わる地に住むことだけを願うこれらの人々の苦しみに寄添うために、駐イラク前教皇大使、福音宣教省現長官のフェルディナンド・フィローニ枢機卿をイラクに派遣した旨を教皇は記し、イラク国民にご自分と全カトリック教会の精神的一致を伝えたいと述べられた。

教皇は、イラクのキリスト教徒と少数派宗教の置かれた状況に関心を呼びかけながら、国際社会にこの人道的悲劇に終止符を打つよう呼びかけ、国連諸機関の努力を励まされた。








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