2014-07-30 15:52:21

マルキサーノ枢機卿逝去、教会文化財委員会議長など歴任


イタリア出身のフランチェスコ・マルキサーノ枢機卿が、7月27日、ローマで逝去した。85歳だった。

マルキサーノ枢機卿は、1929年、イタリア・ピエモンテ州に生まれた。1952年、トリノで司祭叙階。1956年、教皇庁入りし、1969年、教育省局長。1988年、教会文化財委員会次長。翌年、司教叙階。1993年同委員会議長。1991年からはキリスト教考古学委員会議長も務めた。2002年、聖ペトロ大聖堂首席司祭および大聖堂管理局責任者(~2006)。2005年から2009年まで教皇庁労働局責任者。2003年、枢機卿に任命された。

教皇フランシスコは、トリノのチェーザレ・ノルシリア大司教に宛てた弔電で、教皇庁での任務に長きに渡り熱心に奉仕した同枢機卿を敬愛を込めて追悼。

司祭・司教の召命に忠実に信者たちを気遣い、芸術と文化の分野に繊細さを示した同枢機卿を思い起こし、冥福を祈られた。

マルキサーノ枢機卿の葬儀は、30日、バチカンの聖ペトロ大聖堂で枢機卿会主席アンジェロ・ソダノ枢機卿によって司式され、最後の祈りは教皇によって行われた。

マルキサーノ枢機卿の逝去によって、現在の全枢機卿数は212人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は118人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は94人となった。








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