2014-07-21 14:27:45

教皇、イラクのキリスト教徒たちに連帯と祈り「暴力には平和で打ち勝とう」


教皇フランシスコは、バチカンで20日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

この席で教皇は中東やウクライナなどの緊迫した情勢に再び言及された。

イラク北部モスルで、イスラム教スンニ派の過激派組織による脅迫を受け、キリスト教徒たちが現地を集団で脱出していることに対し、教皇は深い憂慮を表明。イラクをはじめ中東各地で古くから存在するキリスト教共同体が、他の住民との共存のもとに社会の善に貢献してきたその歴史にも関わらず、今日、迫害によって住み慣れた土地を何も持たずに追われていく状況に心を痛められた。

教皇はこれらの家族にご自身の精神的一致と祈りを約束され、「悪に打ち勝ったお方への同じ信仰のもと、わたしも皆さんと共にいます」と述べられた。

聖ペトロ広場の巡礼者はもとよりすべての信者に向け、教皇は緊張と闘争の続く世界の地域、特に中東とウクライナのために祈りを呼びかけ、平和の神が皆の心に対話と和解への真の望みを呼び起こしてくださるようにと願われた。

教皇は「暴力には、暴力をもっては勝てません。暴力には平和で打ち勝つべきです」と強調された。








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