2014-06-18 17:56:50

教皇「難民のために支援と祈りを」、教皇一般謁見


教皇フランシスコは、バチカンで18日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

この席で教皇は6月20日に記念される「世界難民の日」に言及。紛争や迫害を逃れて祖国を離れざるを得ない人々がここ数日だけでも増え続けていることを指摘された。

様々な国・宗教に属する多くの家族が悲劇的な状況に置かれ、忘れることのできない傷を背負って生きている現状に対し、難民たちに寄添い、彼らの未来に対する恐れや不安を分かち合い、その苦しみを和らげる努力が必要と訴えられた。

そして、教皇は移民を受け入れ、その尊厳を守り、希望を与えるために働く人々や組織を神が支えてくださるようにと祈られた。

イエスとマリア、ヨセフの聖家族がエジプトに逃避したエピソードを示された教皇は、難民であったイエスを思いながら、難民の苦しみを知る聖母にこれらの兄弟姉妹たちのために祈るよう招かれた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)では、教皇はこの日から「教会」を主題とした一連の考察を開始。初回は「神は民を形作る」をテーマに講話を行われた。








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