2014-05-24 16:08:50

教皇、ヨルダン国王と政府要人らと会見


24日、ヨルダンに到着された教皇フランシスコは、アンマンの王宮でアブドラ国王と会見、次いで同国の要人および外交団との出会いを持たれた。

王宮前庭でアブドラ国王と並び歓迎式典に臨まれた教皇は、王宮内で国王との個人会談を行い、また国王の家族とも親しく言葉を交わされた。

王宮内のホールで行われたヨルダンの政府要人および外交団との出会いで、教皇は、パウロ6世、ヨハネ・パウロ2世、ベネディクト16世ら、先代の教皇たちに続き、豊かな歴史と、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教にとっての深い宗教的意味を持つ国、ヨルダンを訪れることができた喜びを述べられた。

教皇はヨルダンがパレスチナやイラク、シリアなどからの難民を寛大に受け入れてきたことを称賛、これに対して国際社会の支援を呼びかけると共に、カトリック教会の協力を約束された。

シリア国内、イスラエル・パレスチナ間をはじめ、未だ続く中東各地の紛争に一刻も早い平和的解決を呼びかけつつ、教皇は中東地域の平和構築のためのヨルダンの努力に感謝された。

また、教皇は同国のイスラム共同体にも尊敬の念を表明、国王の指導の下、諸宗教が相互理解のうちに平和に共存していることを大きく評価された。

さらにヨルダンのキリスト教徒に挨拶をおくられた教皇は、同国において使徒時代からの伝統を持つキリスト教共同体が、社会の共通善のためにこれからも貢献できるよう願われた。

教皇は、ヨルダンと同国民に平和と発展を祈られ、この訪問がキリスト教とイスラム教間の友好関係の推進に寄与することを希望された。








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