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2014-05-20 16:16:48
「教会内に交わりを」教皇、イタリアの司教らに
教皇フランシスコは、19日、イタリアの司教らとお会いになった。
バチカンのシノドスホールで開催されたイタリア司教協議会の総会開会式に出席された教皇は、参加司教らを前に基調講話を行われた。
この中で教皇は、「イエス・キリストとは自分にとって誰なのか」「教会や、自分に託された共同体に対しどういうイメージを抱いているか」「人々や、世の中の出来事を、神の眼差しをもって見つめているか」などを自問するよう司教らに勧めながら、司牧者のあるべき姿を追求するよう招かれた。
特に教会内の一致の必要性を示された教皇は、教会に交わりがないことは大きなつまづきとなり、主の御顔をゆがめ、教会を引き裂く原因となると指摘。いかなる分裂も正当化されてはならず、そのためには唯一の聖体から兄弟愛、すなわち互いに受け入れ、赦し合い、共に歩く力を得なければならないと説かれた。
また、司教は司祭らに寄添い、信頼と理解を育み、修道者らに信仰の喜びの証しとなるよう励まし、信徒らに寛大に奉仕し、その声に耳を傾けるようにと願われた。
司教は簡素な生活をし、超然とし、清貧で、憐れみ深く、内的に自由であり、人々の近くにいて、彼らの孤独や不安に耳を傾け、彼らが再び歩き出せるようその心を温めなくてはならないとも話された。
教皇はイタリアの司教たちが留意すべき司牧上の具体的なテーマとして、「家庭」「失業者」「移民」を挙げられ、これらの問題から目をそらさぬよう、福音の立場からの誠実な取り組みを希望された。
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