2014-04-09 18:19:23

「シリアに平和を」教皇の強いアピール、宣教師殺害に深い悲しみ


教皇フランシスコは、9日の一般謁見で、シリアの平和を願い、力強いアピールを行われた。

シリアのホムスで7日、フランス・ファン・デル・ルフト神父(75)が殺害されたことに、教皇は深い悲しみを表明。シリアで50年近く前から生活を始め、すべての人々に見返りを求めることなく愛をもって奉仕し、キリスト教徒からもイスラム教徒からも愛された、教皇と同じイエズス会士でもある、フランス神父の死を悼んだ。

フランス神父の残忍な殺害は心を重い苦しみで満たすと述べた教皇は、これはまた、愛するシリアであまりに長く続く流血の紛争と、そこで今も苦しみ、死んでいく多くの人々に思いを向けさせると述べた。

教皇はまたシリアで拉致された多くのキリスト教徒やイスラム教徒を思い起こしつつ、シリア人や外国人、司教や司祭を含むこれらの人々が一刻も早く家族や共同体のもとへ帰ることができるようにと願われた。

シリアと中東地域の平和のために一致して祈るよう教皇はすべての人を招くと共に、シリアと国際共同体の責任者らに、暴力と戦争、破壊に終止符を打ち、人権を尊重し、困窮した人々に手を差し伸べ、対話と和解を通して平和を求めるよう呼びかけられた。








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