教皇、カメルーンで拉致の３人の宣教者のために祈る

カメルーンで活動中の３人の宣教者が、４日夜、拉致された。この報を受けた教皇フランシスコは３人のために祈られた。

拉致されたのは、イタリア・ヴィチェンツァ教区の司祭２人、ジャンパオロ・マルタ神父とジャンアントニオ・アレグリ神父、そしてカナダ人のジルベルト・ビシエール修道女。ヴィチェンツァ教区は宣教活動の一環として1987年からカメルーンに司祭を派遣しており、マルタ神父はすでに７年同国で奉仕している。アレグリ神父は現地で活動を始めてからまだ１年に満たない。

２人のイタリア人神父はカメルーン北部マロウラ教区内の小教区の司牧にたずさわっていたところを武装グループに連れ去られた。また同じ小教区にカナダ人の宣教者の共同体もあったことから、ジルベルト修道女も拉致された。３人は拉致の際に外傷は負っていないと見られる。