2013-12-27 18:16:52

聖ステファノ殉教者の日、教皇「信仰ゆえに迫害される人々のために祈ろう」


26日、カトリック教会の典礼暦は殉教者聖ステファノを記念した。

典礼暦では、12月25日の主の降誕の大祝日から、1月6日の「主の公現」の大祝日を経て、その直後の日曜日(主の洗礼の祝日・今年は1月12日)に至るまでを降誕節とする。中でも25日の降誕祭当日からの8日間を主の降誕の8日間として祝う。

主の降誕第2日に記念される聖ステファノは、教会の最初の殉教者で、その「信仰と聖霊に満ちた」人となりと、彼の説教、そして殉教は、使徒言行録6~7章に詳しい。

教皇は、いのちを祝い、平和の感情を醸し出す降誕祭の翌日に、非道な暴力による殉教者を思い起こすことには、一見、違和感があるかもしれないが、愛によって暴力に勝ち、いのちによって死に打ち勝った聖ステファノの殉教は、降誕祭の意味と深く呼応するものであると指摘。

キリストの十字架において頂点を迎えた、善と悪、憎しみと赦し、温和と暴力の対比は、ステファノの殉教において再び繰り返されると教皇は述べ、典礼は神の御子の受肉の真の意味を、その降誕の地ベツレヘムと殉教の地カルワリオをつなぎながら示していると説明された。

特に宗教の自由が保証されていない国々、あるいは明文上は保証されていても実際にはそれが十分に尊重されていない国々において、キリストと福音を証しするために迫害されている信者たちに思いを向けられた教皇は、これらの兄弟姉妹たちのために祈るようにと皆を招かれた。








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