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2013-12-24 16:12:58
バチカンの降誕祭:24日に教皇司式の深夜ミサ、プレゼピオ除幕式、25日にウルビ・エト・オルビ
24日、降誕祭を待つローマは、青空が広がるおだやかな一日となった。
バチカンの聖ペトロ広場には、朝からすでにたくさんの巡礼者が足を運んでいるが、夕方のプレゼピオ除幕式、深夜にとり行われる教皇フランシスコ司式のミサ、そして降誕祭当日のミサや、教皇の祝福に向けて、非常に多くの人出が予想される。
聖ペトロ広場にはドイツのバイエルン州ヴァルトミュンヘンからもたらされたモミノキが装飾を施した枝を広げ、その隣では、大型のプレゼピオ(イエスの降誕の場面を再現した馬小屋の模型)が除幕を待つばかりとなっている。
主の降誕の場面は、今回初めて、美しいプレゼピオ装飾の本場として知られるナポリの職人らによって再現された。ナポリではバロック様式のプレゼピオ製作の伝統が今日も受け継がれている。
聖ペトロ広場の今年のプレゼピオのテーマは、「フランシスコ1223-フランシスコ2013」。幼子イエス、聖母マリア、聖ヨセフの聖家族を中心に、羊飼いをはじめ、1700年代のナポリ地方の衣装を着けた多くの人形が、カンパニア州の風景のもとに御降誕の場面を臨場感をもって展開している。設営にはバチカンの技術者らが協力した。
この日夕方5時より、バチカン市国行政庁とナポリ教区関係者によってプレゼピオの除幕式がとり行われる。式中、ナポリ民謡の演奏や子どもたちのコーラスが披露されるほか、ベトレヘムからの中継も行なわれる。
続いてこの夜21時から、主の降誕を祝う深夜の荘厳ミサが、教皇フランシスコの司式をもってバチカンの聖ペトロ大聖堂で捧げられる。
明けて主の降誕の大祝日を迎える25日、午前10時半から聖ペトロ大聖堂において、降誕祭の朝のミサが同大聖堂首席司祭アンジェロ・コマストリ枢機卿によってとり行われる。
そして正午、教皇フランシスコは聖ペトロ大聖堂の中央バルコニーより、恒例のクリスマスのメッセージとローマと世界に向けての祝福「ウルビ・エト・オルビ」をおくられる。
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