2013-12-13 18:52:11

バチカンでモミノキの点灯式


バチカンで13日、クリスマスツリーの点灯式が行われた。

クリスマスの風物詩として、大型プレゼピオ(イエスの降誕の場面を再現した馬小屋の模型)と共に年末の聖ペトロ広場を彩るモミノキは、毎年、異なる地域から寄贈されている。

今年のモミノキはドイツ・バイエルン州の、チェコ国境にも近い町、ヴァルトミュンヘンから贈られた。高さはおよそ25メートル、頂点に星、枝々には金銀の玉で伝統的な飾りが施されている。

夕方の聖ペトロ広場で行われた点灯式には、バイエルン州の行政・教会を代表する使節と共に、国境を接するチェコの関係者も出席した。民族衣装の参加者や、楽隊が奏でるクリスマスの聖歌が会場に花を添えた。

点灯によりモミノキが黄色と白の光に包まれると、広場の巡礼者たちから大きな拍手が沸き起こった。

この式に先立ち、教皇フランシスコは同日バチカン宮殿で約350名からなる使節団とお会いになった。

教皇は寄贈されたモミノキに心からの感謝を述べながら、教皇庁とドイツの友好関係に喜びを表された。

降誕祭は、わたしたちのために救い主がお生まれになったという、天使がベツレヘムの羊飼いたちに告げたメッセージをいたるところに響かせると教皇は話し、クリスマスのモミノキは、過ちと罪の闇を裂き、神の光をもって人類に喜びをもたらすイエスの訪れを象徴していると説かれた。








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