2013-09-27 18:36:10

アンティオキア総主教イオアン10世、バチカンを訪問


教皇フランシスコは、27日、ギリシャ正教会アンティオキア総主教、イオアン10世をバチカン宮殿に迎えられた。

教皇と総主教との出会いは、兄弟的な親しみに満ちたものとなった。両者の会談では、特にシリアと中東の困難な情勢、同地域におけるキリスト教徒の現状について意見が交わされた。

イオアン10世はバチカン放送局のインタビューで、教皇フランシスコが武力ではなく対話による平和構築を訴えることで、シリアやレバノンをはじめとする中東の教会や市民のために尽くしていることに深い感謝を表明。

教皇フランシスコは今月7日、シリアと世界の平和のための「祈りと断食の日」を呼びかけたが、イオアン10世は、アンティオキア総主教庁の信者たちもまたこの日教皇の招きに一致して祈りを捧げたと述べた。

今年4月、シリアで正教会の大主教2人が拉致されたことについて、イオアン10世は、現在彼らの消息に関する情報はないが、2人の大主教のために祈り続けたいと話した。

イオアン10世総主教は、教皇との会談で中東のキリスト教徒たちの国外流出という重要な問題についても話したと述べ、「キリスト教徒が存在しない中東を受け入れることはできない」と強調した。








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