2013-08-07 19:03:52

アルゼンチンの聖ガエタノの祝日に教皇のメッセージ


8月7日、カトリック教会の典礼暦は、聖ガエタノを記念した。

聖ガエタノ・ダ・ティエーネ(1480-1547)は、イタリアのヴィチェンツァ出身の司祭。テアティーニ会を創立し、病者の看護や貧しい人への奉仕に尽くしたガエタノは、1671年に列聖された。「神の御摂理の聖人」と呼ばれるが、特にアルゼンチンでは「パンと仕事」の保護者として労働者から崇敬されている。

教皇フランシスコは、サン・カエターノ(聖ガエタノ)の祝い日に際し、ブエノスアイレスの信者たちにビデオメッセージをおくられ、その映像はカトリック系のTVと同市郊外の同聖人に捧げた巡礼聖堂前のスクリーンを通して放映された。

教皇はブエノスアイレス大司教時代、毎年サン・カエターノ祭には、巡礼聖堂でミサを行い、聖堂の聖ガエタノ像に接吻するために列を作る信者たちの間をめぐり、人々の声に耳を傾けていた。

ビデオメッセージの中で教皇は、今は自分は遠くにいて、この素晴らしい時を分かち合えないが、心の中で皆と共に列を作ったと述べられた。

「なぜ皆さんは聖ガエタノの像に向かって歩いているのか、それは聖人に会うことを通してイエスに会うからです」と説いた教皇は「イエスと聖ガエタノと一緒に、最も貧しい人々に会いに行きましょう」と皆に呼びかけられた。

「貧しい人と出会う時、あなたの心は広がります。出会いは愛する能力を広げます」「ひとりでは何もできない、と言うのでしょうか。そうではありません、イエスと聖ガエタノが一緒です」と、教皇は皆を励まし、祝福をおくられた。








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