2013-06-14 19:12:56

教皇フランシスコ、英国国教会のカンタベリー大主教と会見


教皇フランシスコは、14日、バチカンを訪問した英国国教会のジャスティン・ウェルビー・カンタベリー大主教とお会いになった。

教皇フランシスコと、ウェルビー・カンタベリー大主教の出会いは今回が初めて。教皇フランシスコは今年3月13日に選出され、同月19日に着座式を行われているが、ウエルビー大主教も、昨年末に指名を受けた後、今年1月に公式に選出され、3月21日に着座式を行っている。

ウエルビー大主教と夫人、随行員からなる使節をバチカン宮殿に温かく迎えた教皇は、まず大主教との個人会談を持たれた。

会談に続き、カンタベリー大主教はじめ英国国教会の使節団を前に、教皇フランシスコは挨拶をおくられた。

この中で、教皇はカトリック教会と英国国教会の長く複雑で、時に苦難に満ちた関係の歴史を思い起こす一方、神学対話をはじめ、誠実な相互尊重と対話によってここ数十年大きく発展した、両教会の兄弟的な歩み寄りを神に感謝された。

そして、キリスト教一致を目指す歩みのために祈りつつ、人間の命の擁護や、結婚に基づいた家庭への連帯、貧しい人々の叫びに声を与えるための社会正義への取り組みなど、キリスト教的価値を共に推進していきたいと、抱負を述べられた。

この後、教皇とウエルビー大主教は、バチカン宮殿内のレデンプトリス・マーテル礼拝堂で共に祈りを捧げた。

教皇と大主教は、この日、教皇の現在の住まいであるサンタ・マルタ宿舎で、昼食を共にされた。








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