2013-06-10 19:09:51

「イエスの聖心」は全人類の救いの源、教皇、日曜の集いで


教皇フランシスコは、9日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。


カトリック教会の伝統で6月は「イエスの聖心」に捧げられている。


説教で、神の憐れみのすぐれた象徴として「イエスの聖心」を示された教皇は、「イエスの聖心」は想像上のものではなく、現実のものであり、全人類のための救いの源・中心を表すもの、と強調。


「十字架上のイエスの心臓からすべての人々のための赦しと命がほとばしる」と述べながら、「イエスの慈しみは単なる感情ではなく、人間を蘇えらせる命の力です」と話された。


教皇は、この日ミサ中朗読されたナインのやもめのエピソード(ルカ 7,11-17)を観想。このエピソードでイエスは、一人息子を失った、やもめである母親を見て憐れに思い、「起きなさい」と言って若者を起き上がらせ、息子を母親にお返しになった。


このイエスの憐れみは、神の人間に対する愛と慈しみそのものであると述べた教皇は、それは子の苦しみを前にした母の反応のごとき、人間の困難や苦しみに触れた神の態度であると説かれた。


「この神の憐れみの実とは何でしょうか。それは命です。神の憐れみは人間に命を与え、死から蘇えらせるのです」「神がいつも憐れみをもってわたしたちを見つめておられることを忘れないようにしましょう」と、教皇は話し、信者たちを勇気づけられた。








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