2013-04-22 18:51:16

世界召命祈願日:教皇、ローマ教区の司祭を叙階


教皇フランシスコは、バチカンで21日、司祭叙階式をとり行われた。

この日曜日カトリック教会は、「世界召命祈願日」を記念した。この日は、司祭や修道者への神の招き(召命)に、多くの人がこたえる事ができるよう、カトリック教会全体が祈りを捧げることを目的としている。教皇パウロ6世が1964年に制定して以来、世界召命祈願日は今年で50回目を迎えた。

聖ペトロ大聖堂で捧げられたミサの中で、教皇はローマ司教として初めて、同教区の10人の助祭を司祭に叙階、新しい司牧者たちの旅立ちを勇気付けられた。

このミサで叙階された新司祭は、イタリア人6名をはじめ、インド出身の2名、アルゼンチンとクロアチア出身各1名。

教皇は、ブエノスアイレス大司教時代、叙階式の際にそうしておられたように、ミサの前に大聖堂の聖具室を訪れ、新司祭らを聖母の保護に託し、彼らと共に祈りを捧げられた。

儀式中の説教で教皇は、キリストの体としての教会の構築に協力するよう、主イエスがあなたたちを選んだと述べ、自分が喜びをもって受け取った信仰の恵みとみ言葉をすべての人に伝えるよう、新司祭らを励まされた。

「み言葉はあなたがたの私物ではありません。それは神のみ言葉であり、教会にそれを託されました」。

「キリストと教会の名によって、皆さんにお願いします。どうか疲れを知ることなく、憐れみ深くあり続けてください」。

「皆さんは司牧者であり、役人ではありません」。

「常に良き羊飼いイエスを目の前に思い浮かべてください。良き羊飼いは、仕えられるためでなく、仕えるために、そして道に迷った者を救うために遣わされたのです」。

教皇はこのように、新しい司祭たちに司牧者としての自覚を願われた。








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