2013-03-13 11:56:06

コンクラーベ2日目:午前投票では未選出


次期教皇を選ぶコンクラーベの2日目、13日午前11時40分頃、午前の投票の結果を知らせる煙の合図「フマータ」が、システィーナ礼拝堂の煙突から上がった。煙の色は今回も新教皇の未選出を告げる黒であった。

コンクラーベの投票は1日あたり、午前2回と午後2回の計4回行なわれるが、その都度煙で結果を知らせることはなく、結果は午前と午後のそれぞれの第2回目の投票後、正午頃と午後7時前後の2度のみ知らされる。ただし、午前か午後の最初の投票で教皇が選出された場合、白煙はその時間を待たずに早く上げられることになる。

正午近くの黒煙からは、朝2回投票が行われたが、まだ教皇選出には至らないということが伝わる。

新教皇選出には有権枢機卿115人の3分の2以上(77)の得票が必要とされる。

有権枢機卿たちは新たに午後の投票へと向かう。

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この日のローマは朝から雨となった。しかし、バチカン周辺には教皇選出の白煙を期待する信者たちが早くから集り、聖ペトロ広場いっぱいに傘の花が広がった。

システィーナ礼拝堂の煙突から流れる黒い煙「フマータ・ネーラ」に、人々は大きなため息をもらしていた。










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