2013-03-11 18:07:00

コンクラーベ:システィーナ礼拝堂にストーブと煙突設置、関係者の宣誓も


コンクラーベを前に、その会場となるバチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂に、投票の結果を知らせるための道具となるストーブと煙突が設置された。

9日、システィーナ礼拝堂に取り付けられたストーブは2台。一つは1938年製で、投票用紙を燃やすために使われる。もう一台は、2005年に使用された新しいもので、白い煙、黒い煙を作り出す装置を備えている。煙突も含む全体の高さはおよそ30メートルある。

バチカン広報局長ロンバルディ神父によれば、投票は最初の日を除いて、通常午前2回、午後2回行なわれるが、その結果を告げる煙は、毎開票後ではなく、午前1回、午後1回上がることになっている。

従って結果は、午前の2回目の投票が終わった正午前後と、午後の2回目の投票が終わった19時前後に煙で知らされる。

ただし、午前の第1回目の投票で教皇が選ばれた場合は10時半から11時、午後の第1回投票で同様の場合は17時半から18時に白煙で知らされる。

11日夕方には、パオリーナ礼拝堂で、枢機卿以外で、何らかの形でコンクラーベに関わる聖職者や信徒の宣誓が、使徒憲章にのっとり行なわれる。

この中には、枢機卿団事務局長、教皇儀典室儀典長や儀式参加の聖職者をはじめ、教皇聖具室付の男女修道者、聴罪司祭、医師と看護師、また、バチカン宮殿のエレベーターの係、食堂や清掃の係員、会場設置係、技術部員、サンタ・マルタ宿舎とバチカン宮殿を結ぶ車の運転手らが含まれる。








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