2013-03-08 16:39:31

第7回枢機卿総会、コンクラーベ開始日程、間もなく採決へ


新しい教皇の選出に向けて歩むバチカンで、8日午前、第7回枢機卿総会が開かれた。

この会議には、80歳以上の枢機卿を含む153人が出席した。中でもコンクラーベ参加予定の有権枢機卿115人が全員ローマに揃ったことで、ここ数日間会合を重ね、意見交換を続けてきた枢機卿団は、教皇選挙の日程を採決可能な段階に入った。

バチカン広報局長ロンバルディ神父は、同日午後に行なわれる第8回総会で、コンクラーベの日取りが議題に上がる見込みだと述べた。そして、その開始日は、おそらく来週前半のいずれかの日になるのではないかと話した。

第7回総会では、コンクラーベの規則を記した使徒憲章「ウニヴェルシ・ドミニチ・グレジス」38条に従って、教皇選挙への欠席を申し出ている2人の有権枢機卿、ジャカルタ前大司教ダルマトマジャ枢機卿(健康上の理由)と、エジンバラ前大司教オブライアン枢機卿(私的な理由)の、それぞれの欠席の動機を承認した。これによって、参加する有権枢機卿は115人であることが改めて確認された。

続いて、枢機卿団主席ソダノ枢機卿は、待つべき有権枢機卿がこれ以上いないため、前教皇ベネディクト16世の教令によって改定された上記使徒憲章37条を適用し、全有権枢機卿が揃った場合はコンクラーベまでの待機期間15日を短縮できる旨を述べた。

この後、枢機卿らによる意見発表が続き、この会議では18人が発言。これまでの総会を通して、すでに100人以上の枢機卿の発言が行われた。

発表内容としては、前回まで同様のテーマに加え、諸宗教対話、生命倫理、国際正義、愛・喜び・慈しみとしての福音の宣教、教会における女性の役割、枢機卿・司教らの共同体的性質が主題として挙がった。








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