2013-03-05 18:51:19

第3回枢機卿総会、コンクラーベの開始日はまだ決定されず


次期教皇選挙を待つバチカンで、5日午前、第3回枢機卿総会が催された。

この日の会議には、教皇選挙投票権を持つ枢機卿がさらに3人加わった。全有権枢機卿数115人に対し、現時点でローマに集合したのは110人となった。80歳以上の枢機卿を合わせ、第3回総会には、148人が出席した。

議場では、11人の枢機卿が意見を述べた。この中では、教皇庁や各省・評議会の活動、司教団との関係、第2バチカン公会議の光に照らされた教会の刷新、世界と様々な文化における教会の現状と新しい福音宣教の必要性などがテーマになった。

第1回から第3回までの会議で、これまで計33人の枢機卿が意見を発表したが、これらの枢機卿の出身はすべての大陸にわたり、テーマも多様性を帯びている。

この会議中、使徒憲章「ウニヴェルシ・ドミニチ・グレジス」第37条が読み上げられた。同条は、ベネディクト16世の自発教令によって、枢機卿団は、選挙権を持つすべての枢機卿が揃った場合、コンクラーベの開始を早めることができるよう、改定された箇所である。

枢機卿団主席アンジェロ・ソダノ枢機卿は、カステルガンドルフォにいる前教皇ベネディクト16世におくるメッセージの内容を提示し、それは参加者らによって可決された。

この日の会議で、6日(水)午後5時、聖ペトロ大聖堂で教皇選挙を準備するための祈りの集いをとり行うことが提案され、枢機卿たちに参加が呼びかけられた。

バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父によれば、コンクラーベの日程については、まだいかなる決定も行なわれていない。枢機卿たちはこの重大な決定を前に、急ぐこと無しに、十分な準備を行ないたいと考えていると述べた。








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