2013-02-05 15:43:05

バチカンでイタリア主催のコンサート


バチカンのパウロ6世ホールで4日、イタリア主催のコンサートが催された。

1929年2月11日、イタリア・バチカン間に結ばれたラテラン条約締結から、84年を記念するこのコンサートには、教皇ベネディクト16世とジョルジョ・ナポリターノ伊大統領が共に出席した。

教皇とナポリターノ大統領が開演前に行った個人会談は、互いの尊敬と親しみを込めたものとなり、イタリア国内状況、および平和の構築が待たれる中東・アフリカなどの国際情勢について意見交換がなされた。

コンサートでは、ズービン・メータ指揮、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団により、ベートーベンの「交響曲第3番」と、ヴェルディの「運命の力」が演奏された。

教皇は終演後の挨拶で、大統領はもとよりイタリア政府関係者、指揮・演奏者らに心からの感謝を表されると共に、ヴェルディが「運命の力」を改訂する中で深められていった作品の宗教性、ベートーベンの「交響曲第3番」第2楽章に見る、死から永遠の世界に向かう思いなどについてコメントされた。








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