2013-01-09 18:31:44

教皇「神の御子の受肉の神秘を黙想しよう」一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで9日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は先週に続いて、神の御子イエス・キリストの受肉の神秘をテーマに話された。

教皇のカテケーシスの要約は以下のとおり。

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親愛なる兄弟姉妹の皆さん

降誕祭の時期、わたしたちの救いのために人となられた神の御子の受肉の神秘を祝います。

この神秘によって、わたしたち自身も、神の御子イエス・キリストにおいて、天の御父である神の子となることができるのです。

ベトレヘムの幼子イエスにおいて、神は人類に可能な限りの最大の贈り物、すなわち神ご自身を与えてくださいました。

わたしたちのために、神は我々の中の一人となり、人間とまったく同じ存在を受け、そのために、わたしたちに神の生命に与る可能性をもたらしてくれました。

この偉大な神秘は、神のわたしたちに対する愛の事実とその深さを啓示しています。この神秘はまた、神のみ言葉を受け入れることで、毎日の生活を律する信仰において、神にふさわしく答えるよう、わたしたちを招いています。

神のみ言葉の受肉の神秘を観想する時、わたしたちはキリストの中に、「新しいアダム」、新たな創造を開始し、神の似姿としての人間の本性を取り戻し、人類の崇高な尊厳と召命を表す「完全な人間」を見るのです。

クリスマスシーズン最後のこの日々に、神の御子の偉大な受肉の神秘を黙想し続けましょう。こうして、わたしたちの心が主の栄光の輝きにますます照らされ、大きな喜びで満たされますように。そして、人となられた神の御子の姿に同化していくことができますように。









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