聖ペトロ広場の巨大クリスマスツリーとプレゼピオ

毎年恒例の聖ペトロ広場の巨大クリスマスツリーの準備が始まる。

今年のクリスマスツリーは南イタリアのイゼルニアのペスコペンナータロ村からのプレゼントで高さは２４メートル。ツリーは１２月６日にバチカンに到着、イルミネーションの点火式は１２月１４日に予定されている。このクリスマスツリーは来年はじめ撤去後、子供たちの玩具となる予定。

さらに恒例聖ペトロ広場のプレゼピオ(馬小屋)の製作も開始された。今は全面垂れ幕に覆われ内容は見ることは出来ないが、南イタリア、バジリカータ州独特の珍しい馬小屋が完成するはず。

今年の馬小屋はバジリカータ州からのプレゼント。南イタリア在住の馬小屋製作者の中でも最も有名な作者の一人であるマエストロ・フランチェスコ・アルテーゼの作品。マエストロ・アルテーゼはバジリカータ地方の伝統に従った様式で神の御子の降誕と聖家族の神秘を単純な信仰の精神をもって表現している。今回の馬小屋も背景としてバジリカータ州マテーラの岩窟都市が再現されるはず。
完成のあかつきには多くの人々の目と心を和ませることであろう。

登場する像は全部で１００体以上。素材はテッラコッタで様々な色彩の布製の着物をまとうというバジリカータ地方伝統の製作方法を踏襲している。