2012-11-22 17:54:47

「受刑者の社会復帰に努力を」教皇、刑事施設管理責任者らに


教皇ベネディクト16世は、バチカンで22日、欧州委員会主催の刑事施設管理責任者会議の参加者とお会いになった。

教皇は法務界の人々を中心とする関係者への挨拶で、刑事施設の管理が受刑者の罪を罰することだけを目的とせず、収容者の再生のためにより力を注ぐものとなるよう願われた。

また、刑務所の管理において人権を深く尊重し、受刑者の生活環境を人間の尊厳にふさわしいものにするよう努めるのみならず、受刑制度における再教育の機能を単に二次的なものと見なさず、むしろ受刑者と社会にとって非常に大切なことと認識すべきと指摘された。

さらに、教皇は増加する外国人の受刑者の存在にも言及。多くの場合、困難な状況や精神的な脆さを持つ外国人受刑者に対する配慮を急務の課題として挙げられた。







All the contents on this site are copyrighted ©.