2012-11-20 18:49:16

教皇ベネディクト16世の著書「イエスの幼年時代」発表


イエスの幼少期をテーマとした教皇ベネディクト16世の著書が、20日、バチカン出版局より発表された。

「イエスの幼年時代」(仮訳)と題されたこの本は、全176ページ、本編4章と、終章、そして短い序文から構成されている。

第1章では、マタイ・ルカ福音書からイエスを系譜学的に考察。

第2章では洗礼者ヨハネとイエスの誕生の告知を取り上げ、特に大天使ガブリエルとおとめマリアとの対話を深く観想している。

第3章の中心として、ベトレヘムでの出来事と、イエスの生まれた時代の歴史的背景が取り上げられる。

第4章では、東方三博士の訪問の意味を様々な角度から考えている。

そして終章では、少年イエスのエルサレムの神殿での出来事がエピローグとして記される。

教皇はこれまで「ナザレのイエス」をテーマに執筆を続けてこられ、すでに第一部「ヨルダン川での洗礼から変容まで」、第2部「エルサレム入城から復活まで」が出版されている。

今回の「イエスの幼年時代」の発表によって、教皇が数年にわたり手がけてこられた「ナザレのイエス」の3部作が完結することになる。

ヨセフ・ラッツィンガー=ベネディクト16世著「イエスの幼年時代」は、リッツォーリ社・バチカン出版局からイタリア語版が11月21日に発売される。

これと同時に、イタリア語の他に8ヶ国の言語(ブラジル語、クロアチア語、フランス語、英語、ポルトガル語、スペイン語、ポーランド語、ドイツ語)でも同時に出版される。








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