2012-11-15 18:01:33

教皇、「信仰年」がキリスト教一致に寄与するように


教皇ベネディクト16世は、15日、教皇庁キリスト教一致推進評議会の関係者とお会いになった。

同評議会は「新しい福音宣教のためのエキュメニズムの重要性」をテーマに、12日から定例総会を開催していた。

総会参加者への挨拶で教皇は、第2バチカン公会議開幕50周年を記念する「信仰年」にあたり、この特別年がキリスト教一致に寄与することを願われた。

教皇は、第2バチカン公会議が、福音宣教の使命と、キリスト者同士の分裂克服の課題との間に、密接な関係を強調していたことを指摘。

キリスト教一致への真の道を歩む上で、世界で広がっている信仰の危機と同時に、多くの人々が様々な形で表している精神的な渇きを無視することはできないと述べられた。

精神的な豊かさを失った現代人の多くは、生活に神が存在しないことをもはや喪失とは感じないと話された教皇は、これをすべてのキリスト者にとっての挑戦として示された。

こうした状況のもと、キリスト者は自分たちの信仰の本質に立ち返り、わたしたちを知り、愛してくださる生ける神を、世界に共に証ししていかなければならないと話しながら、教皇は、キリストの弟子たちの目に見える一致によって、分裂する世界に神の御業を知らせる必要を説かれた。








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