2012-10-29 16:19:16

新福音宣教シノドス:まとめに向けて教皇の挨拶「普遍の教会を映し出す会議」


「新しい福音宣教」をめぐるシノドス(世界代表司教会議)は、27日、閉会を翌日に控え、最終提案を採択した。

教皇はこの日の挨拶で、参加司教らの労をねぎらわれると共に、今回のシノドスの内容を受けて、教皇庁各組織の管轄における、いくつかの変更点を発表された。

それによれば、神学校に関する管轄はこれまでの教育省から聖職者省へ、同時にカテケーシスについての管轄は聖職者省から新福音化推進評議会に移される。

これらの変更について教皇は、近日中に自発教令の形で文書を出す予定であると述べると共に、この決定は今シノドスの討議内容を反映するものと説明された。

教皇はこの会議が建設的で勇気付けられるものであり、普遍の教会の苦しみと喜びを鏡のように映し出すものであったと振り返り、シノドスに関わったすべての人々に心からの感謝を表された。

今日も主は私たちの間で働きかけておられると述べながら、教皇は教会がたとえ逆風の中にあっても、なによりもそこにわたしたちを助け導く聖霊の風を感じることができると話された。

そして、シノドスの成果としてこの日採択された最終提案を教会への一つの精神的財産、恵みとして受け取りながら、主の助けのもとに歩んでいこうと皆を励まされた。








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