「愛の証しによって福音を告げる」教皇、ヨーロッパの司教らに

教皇ベネディクト16世は、28日、ヨーロッパ司教協議会の会議参加者にメッセージをおくられた。

ヨーロッパ司教協議会は、スイスのザンクト・ガレンで定例総会を開催した。この会議では、ヨーロッパにおける司牧の現状を見つめると共に、欧州の歩みに積極的に貢献する教会のあり方が話し合われた。

教皇は会議初日に向けた言葉で、キリスト教のメッセージは、それが実際のものとして真に体験された場所で種蒔かれ、育っていくと強調。

福音宣教は、兄弟たちへの愛の業を通した生きた証しと、皆の一致した祈りに支えられるべきものと述べた教皇は、キリストの福音を告げるという永遠の使命と、現代にそれを伝えるという急務を常に念頭に司牧に励んで欲しいと願われた。