2012-09-11 17:30:20

「命の保護と、平和の構築に貢献を」教皇、コロンビアの司教らに


教皇ベネディクト16世は、カステルガンドルフォの離宮で10日、コロンビアの司教団とお会いになった。

司教らは定期訪問のため教皇庁を訪れていた。

教皇はコロンビアの社会情勢と同国の教会の活動についての司教団からの報告を踏まえながら、平和を推進し、家庭を守る司牧を励まされた。

コロンビアにおける暴力が、多少の改善は見たものの、いまだ人々に苦しみや孤独、死、不正義をもたらしている状況を教皇は見つめられ、時に困難と危険に満ちた場所でミッションを行なっている教会の司牧に勇気づけをおくられた。

そして、人命の保護と平和の文化の構築に貢献し、和解の福音を広げることで、憎しみを赦しに、争いを兄弟愛へと変えていくことができるようにと願われた。

教皇はまた、社会に広がる世俗主義が、人々の生活や価値観、結婚・家庭・キリスト教的道徳などカトリック信仰の基礎自体にも大きな打撃を与えていることを懸念。特に結婚に基づいた家庭のあり方、家庭教会・命の聖域としてのその役割を守る必要を強調された。

さらに教皇は、新しい世代の人々が、キリストが彼らに友情を求め与えようとしていること、キリストが人間に満ち満てる命を与えるために自分の命を捧げたことをはっきりと知ることができるようにと、青少年司牧の重要性を示された。








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