2012-08-23 18:00:51

教皇、ナザレのイエス3巻を執筆終了、新回勅準備の可能性


教皇ベネディクト16世は、ローマ郊外カステルガンドルフォの離宮で夏を過ごされている。7月の休暇期間を経て、8月に入り一般謁見などの公務を再開された教皇だが、このたび「ナザレのイエス」第3巻目の執筆を終了されたことが、バチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿によって報告された。

「ナザレのイエス」は、教皇がシリーズとして取り組んでこられた著作で、第3巻はイエスの幼年期がテーマになっている。ベルトーネ枢機卿はこの巻の完成は今秋から開催される「信仰の年」への素晴らしい贈り物となるだろうと話した。

教皇庁広報局によれば、「ナザレのイエス」第3巻は、これからドイツ語の原文より主要言語への翻訳作業に入る段階にあり、すべての翻訳を同時に進行させるために適切な時間が必要とされるという。

ベルトーネ枢機卿はまた、教皇の新しい回勅が今後発表される可能性にも言及した。教皇が新回勅を出される場合、2005年の「神は愛」、2007年の「希望による救い」、2009年の「真理に根ざした愛」に続き、4番目の回勅となる。








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