2012-08-07 18:05:23

広島で平和祈願ミサ:教皇庁からチェラータ大司教


広島への原爆投下から67年、原爆犠牲者への追悼と、平和への祈りを込めたミサが、5日午後、広島の世界平和記念聖堂でとり行われた。

この平和祈願ミサを共同司式した教皇庁諸宗教対話評議会・前局長ルイジ・チェラータ大司教は、式の前に挨拶を述べた。

この中で大司教は、原爆投下を「恐るべき犯罪」と述べ、すべての犠牲者たちを祈りのうちに思い起こした。

「皆さんは、その勇気と決断によって、この人類の歴史の暗い1ページを、よりよい世界を築くための信頼と希望の光に満ちた源と変えていきました」と、チェラータ師は人々の平和への取り組みを励ました。

「わたしたちは皆、平和と調和のうちに生きる社会を築くために、力を合わせ共に協力しなければなりません」、「キリストは天の父とわたしたち同士の和解をもたらしてくれます。イエスはわたしたちの平和です。イエスは私たちが皆、平和のために働くことを望んでいます」と大司教は強調。

「平和をもたらす人はさいわいである。その人は神の子と呼ばれる」とイエスの言葉を引用しながら、チェラータ大司教は、平和の構築への参加を皆に呼びかけた。








All the contents on this site are copyrighted ©.