教皇「アフロアメリカンの信仰の伝統を大切に」

教皇ベネディクト16世は、エクアドルで開かれた第12回アフロアメリカン・カリビアン司牧ミーティングの参加者にメッセージをおくられた。

今回のミーティングのテーマは、2007年に行われた第５回ラテンアメリカ・カリブ司教協議会総会の実りに照らして、中南米におけるアフリカ系信者の司牧を考えることにある。

会議は中南米諸国の中でもアフリカ系の信徒が多いコロンビア、ブラジル、ベネズエラ、コスタリカ、ホンジュラス、ハイチ、ニカラグア、グアテマラ、ベリーズ、ペルー、メキシコから、司教、司祭、修道者、信者ら約250人が参加し、グアヤキルを会場に今月13日から20日まで開催されている。

教皇は、バチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿を通したメッセージで、アフロアメリカンの信仰の伝統・文化・歴史の価値を大切に、それをよりよく知ることで、教会が人間存在の奥深い問いにイエスを真の答えとして示し、人々を福音へと導くことができるようにと願われた。