2012-06-20 18:44:17

教皇、ナイジェリアに平和と和解アピール、一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで20日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

この席で教皇は、キリスト教徒らに対するテロ攻撃が続くナイジェリアの情勢に深い憂慮を表された。

教皇は、テロの犠牲者と苦しむ市民のために祈ると共に、これらの暴力を引き起こした当事者らに無実の人々の血を流す行為を直ちに止めるよう強く訴えられた。

そして、報復の道を選ぶことなく、平和と和解に満ち、信教の自由の権利が守られる社会を構築するよう、ナイジェリアのすべての市民の協力を呼びかけられた。

この日のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇はキリスト教の祈りをテーマに、聖パウロの書簡中の祈りの考察を続けながら、「エフェソの信徒への手紙」に見る、神を賛美するパウロの祈りに目を向けられた。

わたしたちは祈る時、必要とする助けを神に願うことが多いが、神に求めるだけでなく、神から受け取った豊かな恵みを知り、神に賛美と感謝を捧げることで、わたしたちの祈りはより完全なものになると教皇は強調。

こうした観点から、聖パウロの神への賛歌、感謝の表現である「エフェソの信徒への手紙」1章を改めて味わうよう招かれた。








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