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2012-06-15 11:57:17
教皇、FAO議長と会見、世界の食糧問題をめぐり意見交換
教皇ベネディクト16世は、14日、FAO(国際連合食糧農業機関、本部:ローマ)のホセ・グラシアーノ・ダ・シルヴァ議長の訪問を受けられた。
両者の会談では、教皇庁とカトリック教会の、特にアフリカをはじめとする地域における飢餓と貧困との闘い、懸念される世界の食糧状況の改善への取り組みが評価された。
また、全世界の需要を満たせるだけの十分な食糧があるにも関わらず、経済・社会・政治の構造的な障害のために、必要な人々にそれが行き渡らない状態が指摘された。
最後に、農業分野が発展計画の優先的役割を再び占めることの必要性が指摘され、農業生産と食糧消費の維持可能なモデルの推進によって、より平等で効果的な食糧管理が保障されることが望まれた。
同議長は、教皇との会談に続いて、バチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿および外務局長ドミニク・マンベルティ大司教とも話し合いを持った。
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