2012-06-12 17:56:59

教皇「聖体の神秘に対する信仰を広め育てよう」


「キリストの聖体(コルプス・ドミニ)」の大祝日が、10日、イタリアをはじめ多くの国々の教会で記念された。

教皇ベネディクト16世は、バチカンで行われた日曜正午の祈りの説教で、コルプス・ドミニの祭日に各地で行われる聖体行列の伝統に言及。

聖体の中に現存され、常に私たちの間におられる主への信仰をますます深め、主への感謝と喜びを込めて、聖体への信心を公に表すよう招かれた。

教皇は、先日の地震で深刻な被害を受けたイタリアのエミリア・ロマーニャ州において、野外やテントの中でミサを捧げている司祭や信者たちに思いを寄せられ、こうした状況の中で分かち合う聖なるパンが、互いに助け合う人々の新たな力となっていくように祈られた。

また、教皇はこの説教で、聖体礼拝の価値を再発見するよう強調。

聖体礼拝は、個人で聖櫃を前にして、あるいは共同体で詩編や聖歌を伴って礼拝することもできるが、いずれの場合も主の声に耳を傾け、聖体の中のその存在に近づくために、心の沈黙を大切にすることが重要と述べられた。

聖母マリアほど、イエスを信仰の眼差しをもって観想し、その神的・人的現存を心に深く受け入れた方はいないと述べた教皇は、聖母を祈りの師とし、すべての教会共同体に聖体の神秘に対する真の深い信仰を広め育てるよう願われた。








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