2012-06-01 18:27:05

教皇ミラノ訪問、第7回国際家庭大会


教皇ベネディクト16世ミラノ訪問

教皇ベネディクト16世は6月1日から3日までの3日間北イタリアの都市ミラノを訪問される

今回の教皇のミラノ訪問の主要目的は「第7回国際家庭大会」に出席されることにある。

大会国際家庭大会は前教皇ヨハネ・パウロ2世の発案により第一回目が1994年にローマで開かれ、続いて第2回国際大会が1997年南アメリカ・ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた。

第3回大会は大聖年の年、2000年に再び会場をローマとし「家庭の聖年}の一環として開催された。
第4回大会は会場をアジアに移し、2003年にフィリピンの首都マニラで行われた。

続く2006年にはヨハネ・パウロ2世の遺志を継ぐ新教皇ベネディクト16世主催になる第5回国際家庭大会がスペイン南部の都市バレンシアで開催された。

2009年には中南米のメキシコの首都メキシコ・シティーで第6回国際大会が開かれた。

今回第7回国際大会はミラノで開かれる。この教皇ミラノ訪問は、教皇のイタリア国内第28回目の公式牧訪問に当たる。

教皇ミラノへ出発

午後16時教皇は ローマ・チャンピーノ空港から特別機でミラノ・リナーテ空港へ飛び立たれた。

約1時間の飛行の後、17時教皇はミラノ・リナーテ空港到着。

17時30分、ミラノ市中心部にある司教座大聖堂前の広場にて教皇はミラノ市民との出会いを持たれた。ミラノ市長およびミラノ大司教からの歓迎の挨拶を受けられた教皇は、それに答え感謝の挨拶を返され、この度ミラノにて国際家庭大会に参加できることまたミラノ市民との出会いの喜びを次のように語られた。

「ミラノ市長はじめミラノ教区の司教および司祭たちの皆さん、またミラノ大司教区の兄弟姉妹の皆さん、
こんなにも多くの人々がお集まりくださり大変喜ばしく思います。
皆さんの心からの暖かい歓迎の言葉に深く感謝いたします。また今回のこの国際大会実現のために長い準備に骨身を惜しまず協力、貢献してくださった多くの人々に心からの感謝の意を表したく思います。

今こうして皆さんと共にいること、またこの素晴らしい町を訪問する機会を与えてくれた神に心からの感謝を捧げます。わたしのミラノ市民との最初の出会いはこの素晴らしい司教座大聖堂前の広場で行われます。ミラノのシンボルでもあるこの大聖堂のそそり立つ数多くの尖塔はわたしたちの目と心をおのずから天の高み、神の方へと導きます。まさしく天に向かうこの飛躍の精神こそミラノ市を特徴付ける大きな特徴の一つです。ミラノは長い歴史において絶えず様々な文化や民族の交差点の役割を果たしてきました。今日もなおミラノはこの偉大な役割を担い続けています。

特に今全、世界から第7回国際家庭大会に参加するために此処にお集まりの皆さんに特別な挨拶をお送りいたします。またこの危機の時代にあって多くの問題や困難を抱えている家族の皆さんにも心からの思いをお届けいたしたく思います。人間としてふさわしい生活が出来る可能性が全ての家庭に与えられますように。全ての人の連帯を呼びかけたいと思います。また最近エミリア・ロマーニャ地方を襲った地震による被災者の方々への同情と寛大な援助、連帯の精神をこれからも続けるよう呼びかけます。

ミラノで開催される第7回国際家庭大会はミラノの教会とローマの聖座との間の固い結びつきを確認し深めるために大変よい機会を与えくれます。皆さんもご存知のようにミラノ教会の礎を築いた聖なる司教聖アンブロジオはローマの出身者であり永遠の都ローマと聖ペトロの後継者ローマ教皇とのの絆を常に忠実に保ち続けました。彼は「聖ペトロの中に、教会の土台、教えの指針がある」「ペトロのいる所に教会があると」言っていました。聖アンブロジオの教えとその精神は今も堅い伝統としてミラノの教会の中に生き生きと生き続けています」。

ミラノ大聖堂前広場でのミラノ市民との出会いの後、教皇は車でミラノ大司教館に向かわれた。

その後19時30分から世界的に有名なミラノのスカラ座にて教皇と国際家庭大会参加者たちのためにコンサートが予定されている。曲目はベートベンの第九交響楽で演奏はミラノ・スカラ座オーケストラと合唱団。コンサート終了後教皇は挨拶に立ち、その後ミラノ大司教館に向かわれる。

6月2日 土曜日

教皇は朝9時50分に宿泊先の大司教館を後にされ、司教座大聖堂に行かれる。

10時、大聖堂内で教皇を待つ司祭、修道者、修道女や神学生たちと共に聖務日祷を唱えられ、教皇による黙想が行われる。

その後教皇はメアッザ・スタジアムにて堅信を受ける若者たちとの出会いを持たれ、アンジェラスの祈りを共に唱えて大司教館もどられる。

午後17時からミラノ市行政責任者たちとの出会いを持たれた後20時からはブレッソ広場にて大会参加者たちの証の会に出席され、参加者一同にお話をされる予定。








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