2012-05-25 13:40:49

教皇、ブルガリアとマケドニアの使節とお会いに


教皇ベネディクト16世は、24日、ブルガリアと、マケドニアの使節に相次いでお会いになった。

ブルガリアのロッセン・プレブネリエフ大統領、マケドニアのニコラ・グルエフスキ大統領に、それぞれ率いられた2カ国の使節は、東方教会の暦でこの日記念された聖チリロと聖メトジオの祝日を機会に教皇を訪問した。両国の使節が毎年この時期にバチカンを訪れるのは恒例となっている。

聖チリロと聖メトジオの兄弟はギリシャの出身で、9世紀、モラヴィアに渡り宣教。東欧のスラブ民族への福音宣教に多大な貢献をし、東西の教会の架け橋の役割を果たした。聖チリロは、キリル文字の原型となるグラゴル文字を考案し、兄メトジオと共に古代スラブ語で聖書の翻訳をしたことで知られる。メトジオとチリロ兄弟は867年、ローマに教皇アドリアヌス2世を訪問。その滞在中の869年、チリロは病で亡くなり、ローマの聖クレメンテ教会に葬られた。メトジオはモラヴィアに戻り、司教として献身的な宣教と司牧を行なった。

両使節はこのローマ訪問でそれぞれ聖クレメンテ教会を巡礼、聖チリロの墓前で祈った。








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