教皇、スペイン神学院関係者との出会い

教皇ベネディクト16世は、バチカンで10日、ローマの教皇庁立スペイン神学院の関係者と交流された。

この集いは同神学院の現校舎移転50周年と、スペインの教区司祭の保護者、アヴィラの聖ヨハネ（1499－1569）の祝日を機に行われた。

教皇は挨拶で、司祭としての勉強を深めるためにローマに派遣されたことが、自分の益だけでなく、自分に託された神の民に役立つことであるようにと神父らに願われた。

そして、毎日の御言葉の観想と主との深い対話から力を汲み取り、アヴィラの聖ヨハネの聖書と神学への情熱、教会への忠実、時代を読む力、聖母への愛に倣いながら、「聖なる司祭」「キリストを透明に映し出す証し人」となることを目指すよう、教皇は皆に励ましをおくられた。