2012-04-23 17:57:23

「みことばと聖体を通して主に出会う」教皇、日曜の集い


教皇ベネディクト16世は、バチカンで22日、日曜正午の祈りを巡礼者と共に唱えられた。

復活節第3主日を記念したこの日、教皇は集いの説教で、ミサの福音朗読箇所、復活したイエスが弟子たちに現れたエピソード(24,35-48)を取り上げ説教を行われた。

このエピソードで、復活したイエスは弟子たちの真ん中に立たれたが、弟子たちは恐れおののき、亡霊を見ているのだと思った、と記されている。

イエスは使徒たちに手と足を見せたが、彼らがまだ不思議がっていたため、何か食べ物はないかと言い、弟子たちの差し出した焼いた魚を彼らの前で食べた。教皇は、弟子たちがこれらの現実的なしるしのおかげで最初の不信を乗り越え、彼らが聖書に書かれた事柄を悟ることができるよう、イエスによって信仰の目が開かれていく過程を教皇は振り返られた。

救い主イエスは、わたしたちの間におけるその実存を、みことばと聖体を通して保証してくださると述べた教皇は、パンを裂く時にイエスを認めたエマオの弟子たちのように、わたしたちもまたミサの中で主に出会うのであると説かれた。

説教中、教皇は復活節が伝統的に子どもたちの初聖体の儀式が行なわれる季節であることに言及。小教区の主任司祭、保護者、カテキスタらに、子どもたちの初聖体をより良く準備すると共に、熱心さと簡素さをもって祝い、この日がイエスとの個人的な出会いの日として子どもたちの心に大切に刻まれるようにしなくてはならないと話された。

そして、神のみことばに注意深く耳を傾け、聖体祭儀によりふさわしく与ることで、わたしたちが新しい人類の証し人となることができるようにと、教皇は聖母マリアの助けを祈られた。

この集いで教皇は、前日21日にメキシコ市で、御聖体の宣教クララ修道会の創立者、御聖体のマリア・イネス・テレサの列福式が行われたことを紹介。先日行われたメキシコ訪問の喜びを思い起こしながら、同国が生んだこの福者を神に感謝された。








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