2012-03-23 13:23:12

教皇メキシコ訪問:「よりよい社会構築に励まし」レオン大司教


教皇ベネディクト16世の到着を待つメキシコの教会関係者は、教皇への熱い歓迎の意を表すと共に、この訪問が人々と社会に希望をもたらすことに期待を示している。

教皇の訪問先、グアナファト州・レオンとグアナファトの両市には、歓迎の横断幕やポスターが準備され、間もなく始まる教皇行事への熱気が高まっている。

レオンのマルティン・ラバゴ大司教は、メキシコ(全人口に対するカトリック信者91.89パーセント)において、グアナファト地方はカトリック信者の割合が94パーセントと、最もカトリック率が高い地方であることに触れながら、熱い信仰心に培われた同地域の人々が今回の教皇訪問によせる喜びは非常に大きなものであると述べた。

また、同大司教は、メキシコの主要都市はこれまでに前教皇ヨハネ・パウロ2世の訪問を受けていることに対し、レオンへのローマ教皇訪問は今回が初めてということもあり、訪問準備への人々の協力と行動にはめざましいものがあったと話した。

ラバゴ大司教は、この地方が誇る民間の熱心な信仰心に、さらにこれからは新しい福音宣教が必要と指摘。自分たちの信仰の基盤となる福音の価値をより知るために、御言葉と秘跡にもっと近づくことが大切であり、そのためにも教皇の訪問が信徒たちに与える実りに期待したいと述べた。

さらに、暴力など、今日のメキシコの社会を揺るがす問題に対しても、教皇は福音に基づく、キリスト教的なビジョンをもって、よりよい社会の構築に励ましを与えてくれるだろうと、大司教は話した。








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