2012-03-03 15:34:37

教皇、四旬節の黙想期間を終了


教皇ベネディクト16世は、3日、四旬節のための一週間にわたる黙想期間を終えられた。

バチカンで行われていた高位聖職者対象の黙想会は同日朝に終了。教皇は、今年の黙想指導を担当したキンサシャ大司教、ローラン・モンセンゴ・パシンヤ枢機卿はじめ、参加者らに挨拶をおくられた。

教皇は、この黙想会で「ヨハネの手紙一」を中心に聖書の豊かな世界に触れながら、眼差しを神に向け、交わりを創る愛と信仰について学ぶことができたと感謝を述べられた。

中でも、長いこん睡状態にあったある友人が暗いトンネルのような状況から音楽によって意識を回復したというパシンヤ枢機卿自身の体験談を聞いて、それを自分たちの人生のたとえのように感じたと教皇は述べ、私たちはしばしば夜のトンネルの暗い闇の中に置かれているが、信仰のおかげで、創造主である神と被造物の美しさを感じ、最後には光を見ることができると話された。

教皇はこの黙想会で信仰と希望と愛が強められたことを喜ばれた。








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