2012-02-24 18:26:32

教皇とローマ教区の主任司祭たちとの集い、謙遜の大切さ強調



教皇ベネディクト16世は、23日、ローマ教区の主任司祭たちと交流された。

四旬節の始めに当たり、「灰の水曜日」の翌日の木曜日に、ローマ司教である教皇と教区司祭たちとの集いが行われるのは、毎年恒例となっている。

教皇は主任司祭たちとの出会いを心から喜ばれ、四旬節を信仰の刷新の機会とするよう招かれた。

教皇は「レクティオ・デヴィーナ」(祈りを伴う聖書の読書)を行なわれ、司祭たちと共に聖パウロのエフェソの信徒への手紙の4章に深く耳を傾け、その言葉を黙想し、祈られた。

観想のための解説で教皇は、特にこの箇所で聖パウロが言う一人ひとりに与えられた恵みというテーマに触れる中で、今日のヨーロッパの教会の問題として司祭召命の不足を挙げられた。

「主はいつも招いておられるが、耳を傾けることが足りない」と述べた教皇は、主の声を注意深く聞き分け、その招きを受け入れていかなければならないと話された。

また、教皇は、主の招きに誠実に答え、それを実践していくためには「謙遜」が必要と指摘。キリスト者であるとは、すべての罪の源である「傲慢」の誘惑を克服することであると説かれた。

さらに、教皇は、自分に与えられた場所で小さな奉仕を心を込めて行うこと、この謙遜が私たちを自由な者にしてくれるとも話された。

謙遜の欠如は教会の一致を損なう原因にもなると述べた教皇は、謙遜はキリストの体の一致を強めるための基本的な徳であり、これによって私たちははじめて本当に一つになり、一致の豊かさ美しさを享受できると強調された。








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