2012-01-19 16:41:05

教皇、5月にイタリア中部、アレッツオとサンセポルクロを訪問


教皇ベネディクト16世は、今年5月にイタリア・トスカーナ州のアレッツォとサンセポルクロを司牧訪問される。

アレッツォ=コルトーナ=サンセポルクロ教区の発表によれば、教皇は5月13日(日)に同教区を訪問。午前中、アレッツォの大聖堂広場で市民参加のミサを捧げられる。
午後には、アッシジの聖フランシスコにゆかりのあるラ・ベルナ巡礼聖堂、またサンセポルクロの大聖堂を訪れる予定。

アレッツォ=コルトーナ=サンセポルクロ教区は、名前に見るとおり、かつて独立していた3つの教区が1986年に合併されてできた教区。この地域のキリスト教共同体の歴史は古く、その記録は3世紀に遡る。同教区は4世紀のアレッツォ司教・聖ドナートにはじまり、カマルドリの聖人修道者たち、コルトーナの聖マルゲリータらの聖人を生んだほか、この地域でも大きな影響を与えた聖フランシスコの精神性を豊かに受け継いでいる。

同教区への教皇の司牧訪問は1993年の福者ヨハネ・パウロ2世の訪問以来となる。同教区内の地区で、特にサンセポルクロへの教皇訪問は、およそ500年ぶりという。

サンセポルクロは、聖地から帰った巡礼者アルカーノとエディジオがこの地に聖墳墓と四福音書記者に捧げた聖堂を建ててから今年で1000年を祝う。

同司教区のリカルド・フォンターナ大司教は教皇の訪問を告げる声明の中で、この千年記念を教皇と共に祝い、教区民らが自分たちの精神的アイデンティティーを再確認できるよう期待を述べている。








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