2011-11-01 19:23:38

諸聖人の大祝日アンジェラスの祈り
教会を単なる人間的な側面からだけではなく諸聖人の交わりの共同体としてとらえることが大切


11月1日 カトリック教会は諸聖人の大祝日を祝った。洗礼の秘跡によって復活されたキリストと結ばれた全ての信者はキリスト共に永遠の生命によみがえるよう召されている。この日教会はこのキリストと永遠の生命の中で一つになり天国の至福の中にある無数の無名の聖人たちを祝った。

素晴らしい秋晴れの好天気に恵まれたバチカンの聖ペトロ広場には正午のアンジェラスの祈りを教皇と共に唱えその話に耳を傾け祝福を受けようと、世界各国からも多くの巡礼者が集った
教皇は正午きっかりに教皇宮殿の書斎の窓から姿を現し、この日祝われた諸聖人の大祝日にちなんで話をされ、その後、信者たちと共にラテン語で聖母マリアのアンジェラスの祈りを唱え、教皇祝福を与えられた。

教皇はその話の中で「聖性、すなわち、聖人になるということ、天国の永遠の生命の中に入るということは、ただ特別な恵みを受けた人々のためだけではなく、洗礼の秘跡によってキリスト者となった全ての人々が呼ばれている召命である。全ての人が聖人になるよう招かれている。聖人になるための道は多様で,いかなる境遇の下にあっても、それぞれがおかれた具体的な場でキリストの生命を十全に生きることによって人は神の恵みに助けられ聖人となることが出来る」と教皇は強調された。

また翌日11月2日は諸死者を記念する日であることから、愛する人々との別離を悲しむばかりではなく、全ての人がキリストと共に復活するよう招かれている事実に目を向け、復活の確実性の中に希望と喜びを見出すようにと教皇は励まされた。








All the contents on this site are copyrighted ©.