2011-09-12 16:51:19

アンコーナ訪問:教皇、家族と司祭たちとの集い、教会を活性化するそれぞれの召命の調和


11日、イタリア中部アンコーナを司牧訪問された教皇ベネディクト16世は、午後、家族と司祭たちとの集いを持たれた。

アドリア海を見下ろす丘の上に建てられた聖チリアコ司教座聖堂で行われたこの出会いには、第25回イタリア全国聖体大会のために各地の教区から訪れた家族および司祭たちが多数参加した。

教皇は、教会共同体の中で同じ信仰を分かち合い、互いのカリスマを響かせ合う、結婚と司祭職という2つの異なる召命について、それぞれの大切さを説かれた。

司祭になることと結婚することはどちらも、人類の救いのために自分自身を捧げたキリストの愛において、その愛を証しし、社会の中で目に見えるものとするという同じ使命を帯びていると教皇は指摘。

家庭は人間教育・キリスト教教育にとってかけがえのない場所であると同時に、司祭職を支え、教会共同体を構築するための貴重な賜物であり、一方で、司祭にとって家庭を意識した司牧をすることは、現実を認識し、自分の使命を深く知ることを助けると教皇は述べ、双方の調和と互いに補い合う関係が教会の発展と活性化に欠かせないものであることを強調された。

司祭職、結婚にしても、あらゆる召命とは個人の問題ではなく、最終的には教会全体の問題であることを忘れてはならないと教皇は注意を促しつつ、教会全体を生きたものとする人々の一致の中心、それぞれが毎日の生活や任務の中で自分自身を捧げる力を汲み取る源泉として、聖体の存在を力強く示された。








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