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2011-09-11 13:58:01
米国同時テロから10年、教皇のメッセージ
2001年9月11日に起きた米国同時多発テロから10年となった11日、教皇ベネディクト16世はニューヨークのティモシー・ドーラン大司教にメッセージをおくられた。
この中で教皇は、同時テロで亡くなった多くの無実の人々を神の無限の憐れみに託すと共に、愛する者を失った人々が神の慰めに支え続けられるよう祈られた。
教皇はこれらの悲劇を生んだ犯行が神の名を用いて行われたことを厳しく非難され、いかなる状況においてもテロ行為が正当化されることは決してないと改めて強調。
すべての人の命は神の目にとって大切なものであり、すべての人と人民の譲り渡すことのできない権利に対する真の尊重を世界に推進するため、その努力を惜しんではならないと述べられた。
教皇はアメリカ国民が救助活動で示した勇気と寛大さ、希望と信頼のもとに前進する回復への力を賞賛。
正義への確固とした取り組み、グローバルな連帯の文化が、暴力をしばしば引き起こす状況を世界から取り除き、より明るく安全な未来を目指して、いっそうの平和と繁栄を作り出す助けとなるよう祈られた。
教皇は、2008年4月の米国司牧訪問の際、同時テロで崩壊したワールド・トレード・センターの跡地、グラウンド・ゼロを訪れ、犠牲者の冥福と世界平和のために深い祈りを捧げられている。
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